三重のまなび2010 まなびぃすとセミナー ボランティア企画 「町衆の町を歩く!映画対談で綴る郷土in進富座」

江戸時代の芝居小屋から続いている、三重県では珍しい単館系の映画館「進富座」を会場にして、進富座の代表・水野昌光さんと、河崎の町を映像で撮り続けている長尾正男さんを講師に迎え、昔からある町づくりには欠かせない人々「町衆」をキーワードに、映像を交えた対談式の講演を行いました。
第一部では、数々の賞を受賞している短編アニメーション作品「岸辺のふたり」を最初に上映し、作品の解説や、水野さんが伊勢の町で映画館運営を続けていく思いなどを、近代日本文学研究家の河原さんを進行役に対談式で語っていただき、そのあと、もう一度同じ作品を上映しました。
第二部では、地元・河崎の町で、語り部ならぬ映し部(うつしべ)として河崎の町を撮影し続けている長尾さんが撮影した、昭和49年の七夕豪雨で被害を受けた河崎の様子と、町並を保存しようとする人々の様子などを中心とした作品を3作品上映し、その後、長尾さん、水野さん、進行役の河原さんによる鼎談が行われました。町の歴史や文化を受け継いでいくのは、さまざまな角度からそれぞれのスタンスで行っていけばよいというお話に、参加者の方々も深くうなずいていらっしゃいました。
☆講座開催情報
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時間 13:15〜15:15
講師 伊勢進富座代表 水野 昌光さん
アマチュア映像カメラマン 長尾 正男さん
参加人数 79名
参加費 500円
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆参加者の声
・映像をテーマにしたこのような講義は非常に興味深かった。
・伊勢の異なった一面を見たような気がしました。同じ時代を知るものの一人としては、とても懐かしさと共に、すばらしさを一層倍増したと思われる。本当に良い時間が過ごすことができて本当に良かった。ありがとうございました。
・すべて良かったです。この講座に参加できた事に感謝です。「岸辺のふたり」ぜひ、あちこちで上映してください。感涙です。河崎で生まれ育った私にとって、今回の映画は一生の宝になりました。
