みえアカデミックセミナー2009
移動講座(名張市)
三重大学公開セミナー
「時代を切り拓いた赤目の王
〜琴平山古墳にみる伊賀・伊勢の新世界〜」

開催日
平成21年12月13日(日曜日)
開催場所
名張市武道交流館いきいき 多目的ホール
開催時間
14時00分から15時30分まで
講師
三重大学人文学部 教授 山中 章さん
参加者数
73名
参加費
無料
共催
名張市教育委員会

 講師の専門である日本考古学の観点から、発掘調査に基づいた最新の歴史について、詳しくお話していただきました。まず、最近巨大建物の発見でさらに注目を集めている邪馬台国の畿内説と九州説について、論争の互いの争点を取り上げ詳しく解説していただきました。そして、後に訪れる古墳時代について、古墳の形状や副葬品からわかる当時の人々の暮らしや特徴、前方後円墳が全国的に広がるまでは、各地独特の古墳群が形成されていたことなどをご説明いただきました。

 また、当時の伊賀・伊勢地域の様相についてもご紹介していただき、新たな想像がふくらむ大変興味深いお話をしていただきました。

参加者の声

  • 「邪馬台国論争の騒がしい中、的を射たご講演であった。遺物出土⇒発見に基づく冷静な判断、古代ロマンの楽しみ方が今後も出来る好材料、ヒントをいただけたと思っています。」
  • 「地域の歴史を大きな日本史の流れの中での意味づけができ、興味深く聞くことができました。」
  • 「名張地方の歴史は面白い。今後も同様の講座を開催してください。ありがとうございました。」