三重のまなび2009・まなびぃすとセミナー「あなたは字幕派?吹替派?〜知られざる翻訳の世界〜」

海外の映画やドラマなどを楽しむときに欠かせない『翻訳』にスポットを当て、現在多数の映像作品で活躍中の翻訳家 荒木小織さんに、翻訳家になるまでのお話や『翻訳』のノウハウなど、普段なかなか聞けないようなお話を聞かせていただきました。
字幕翻訳の場合、セリフ1秒間につき日本語4文字しか入れられないという制限があることや、吹替翻訳の場合は、俳優の口の形やセリフの長さにに合わせるのはもちろん、役柄の性格なども考えて訳をつける難しさをお話しいただきました。字幕・吹替ともに大切なことは、如何にして余分な言葉を省き簡潔に意味を伝えるかであり、また『翻訳』に最も必要なものは、日本語の能力であるとおっしゃっていました。
後半では、受講者全員で「ローマの休日」の一場面の字幕翻訳に取り組みました。“1秒間4文字”の字数制限と、直訳ではなく日本語として自然で美しい言葉を探す難しさに、受講者の皆さんは悩まれながらも、『翻訳』する楽しさを感じた時間となりました。
☆講座開催情報
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時 間 14:00〜16:00
講 師 吹替・字幕翻訳 荒木 小織さん
参加人数 91名
参加費 無料
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☆参加者の感想
「とても楽しく興味深かったです。“吹替翻訳”と“字幕翻訳”が違うことを知りました。また翻訳体験で、その奥深さに触れられた気がします。ありがとうございました」
「普段何気なしに見ている裏話が聞けて、ますます映画が楽しめそうです」
「まさしく『知られざる翻訳の世界』でした。わかりやすいお話でした。これから映像に出会うとき、改めて翻訳された方々のご苦労を思い浮かべ観賞してみたいと思います。また今回のテーマはちょっと聞けないお話ばかりであり、家庭・友人・職場で自慢してみたいと思います」
「将来のためにとても役立つお話でした。本日はありがとうございました」
「翻訳の体験が面白かったです。先生のお話もとても興味深くおもしろかったです」
☆キーワード・・・語学 映画 英語

