学校向け文化体験プログラム「化石レプリカつくり体験」

今回の学校向け文化体験プログラムは、県立博物館学芸員による「大地のつくり」についての学習と、化石レプリカの作成体験を実施しました。
鈴鹿市立鈴西小学校6年生のみなさんは、すでに学校の理科の授業でこの単元を勉強し始めていましたので、より興味を持ってプログラムに参加いただけたようでした。
まずは、学芸員の方から鈴西小学校がある土地の特徴(水沢扇状地)について説明がありました。小学校近くの御幣川周辺からの化石発掘の成果なども話していただきました。
「ワニやゾウの化石も出てるんだよ」
「え〜、鈴鹿にワニ!?」
更に、ホンモノに触れる機会の少ない子ども達のために、貴重な化石(実物)を沢山ご用意いただきました。全員が手にとってその重さや形のおもしろさに見入っていました。
その後、実際に化石のレプリカつくりに挑戦しました。
まずは、レプリカを作成する意義や作り方を学芸員の方からお話しいただきました。
用意された型に水と石膏を流し込み、早速レプリカつくりが始まりました。
アンモナイトや三葉虫、サメの歯、肉食恐竜の歯など沢山のレプリカをつくることが出来、とても満足そうな表情が印象的でした。
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先 生 三重県立博物館 学芸員
児童数 6年生 40名
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★先生の感想
体験しながら学ぶ活動は、子どもたちにとって大変魅力あるものだったようで、目を輝かせ、必死になって取り組んでいた。
★子どもたちの感想
・シーラカンスの化石をさわれたことがよかったです。
・鈴鹿市でも化石が発見されているなんてびっくりしました。今日おもしろかったので、博物館に行ってみたいなと思いました。
・お兄ちゃんがずっと前に三葉虫の化石レプリカを作ってきて、家にもあります!ずっと前から「何かな?」と思っていたけど、この授業で詳しいことがよく分かりました。
・化石はけっこう重たかった。
・ゾウの足跡(化石)が大きかった。
(平成21年2学期)


