みえアカデミックセミナー2008
放送大学三重学習センター公開セミナー
「伊勢の万葉」
☆ 演題・講師
「あみの浦−海辺の文芸−」
放送大学三重学習センター客員教授
三重大学人文学部 教授 廣岡 義隆さん
☆ 講演内容
持統天皇の伊勢行幸に関わって作られた柿本人麻呂の歌について、歌に込められた想いや言葉の意味などを詳しく解説していただきました。
また、当時は旅行には行かない生活で、大和(奈良)の国の人間は海を見たことがなかったというエピソードや「あみの浦」は現在の鳥羽市の小浜の浦と推定されているが、「アミノハマ」は海の“浜”のことではなく、現地に存在する字名であることなど興味深い内容をたくさんご紹介いただきました。
- 「楽しい講義でよかったです。志摩を舞台にした歌でより一層好きな歌となりました」
- 「むずかしい古典であるにもかかわらず興味深く聴くことができました」
- 「はるかいにしへのロマンを秘めた歌の数々に心地よいひと時が過ごせました」