みえアカデミックセミナー2008
三重中京大学公開セミナー・
三重中京大学短期大学部公開セミナー
「子どもと親の育ちを応援する」
☆ 演題・講師
「子育ち、親育ち応援に向けた新しい取り組み
〜ファミリーソーシャルワークの視点から〜」
三重中京大学短期大学部こども学科 准教授 新川 泰弘さん
「子のための法制度〜法は未来の原動力となりうるか〜」
三重中京大学現代法経学部 講師 川村 隆子さん
☆ 講演内容
前半は、「子育て」ではなく「子育ち、親育ち」といった視点から注目されているファミリーソシャルワークをご紹介いただきました。「自分の子育ち・親育ち→社会への貢献(保育所・幼稚園の運営に関わっていく)→地域が育っていく→子どもが育ちやすい環境ができる」といったサイクルの中で、重要な役割を果たす保育所や地域子育て支援拠点施設の新しい取り組みについて詳しく教えていただきました。
また後半は、前半の内容を受けて、子どものための法制度についてお話ししていただきました。「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)は、子のための法という観点でみれば、虐待にあう子どもの危険性の回避という考え方もあることや、親権とは未成年を監護・教育する義務のことであり、悪いことをした子どもに怒るときでも、他人の子どもをたたくと傷害罪になる恐れがあることなど、具体的な例を挙げてご説明いただきました。
- 「大切な話をたくさん伺うことができました。ありがとうございました」
- 「実際の取り組みと法という2つの視点からのお話を聞くことができてよかったです。初めて聞く言葉もあり、家に帰ってからも勉強になりそうです」