事業報告「報告！まなびの現場から」

☆　日　時
　　7月30日（水曜日）　13時30分から15時30分まで

☆　演題・講師
　　「伊勢商人と商人道」
　　三重短期大学法経科　教授　茂木　陽一さん

　　「企業の社会的責任を考える」
　　三重短期大学法経科　講師　島内　高太さん


☆　講演内容
　「企業と社会」というテーマでお二人の先生にお話していただきました。
　前半は、伊勢商人の心得について、店定目という掟の中に、「何を言われても口答えしない」や「理不尽なことに対抗しない」などの項目がしっかりと記録として残っていることや、また、雇用・昇進システムについては、「下男→召仕→手代→支配」という役になっていて、30代後半で支配役となり、3〜4年の任期を終えると、現在の価値で換算して、およそ２０００万円ぐらいの退職金がもらえるなど、とても具体的で興味深いお話をしていただきました。
　後半は、企業と社会の結びつきの劣化によって起こる企業の不祥事や、逆に、社会的公正性、倫理性、環境や人権に配慮した企業活動から生まれる企業と社会とのよりよい関係について、過去に起こった具体的な事例を挙げながら詳しくお話していただきました。