講座ボランティア企画 第33回名盤を聴く 「エミール・ギレリス特集〜鋼鉄のピアニスト〜」

開催日
平成22年2月27日
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室

 今年度最後の「名盤を聴く」は、初めて旧ソ連の『鉄のカーテン』の中から登場した一流演奏家 エミール・ギレリスを特集しました。
 講座ではまずギレリスの演奏に触れてもらおうと、当時35歳1951年フィレンツェ音楽祭でのソロ・リサイタルの実況録音を鑑賞しました。後半は、ギレリスの手の動きに注目しながら、1969年にニューヨークのスタジオで撮られたチャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番を鑑賞しました。
 梶さんは「ギレリスの演奏は、タッチがよく、音がクリア。鍵盤を上からたたいている感じから『鋼鉄のピアニスト』と呼ばれたが、叙情的な演奏もでき、今でもこんなに弾けるピアニストはいないのではないか」と『ピアニストの中のピアニスト』ギレリスを絶賛。参加者の皆さんも、名盤からの心地よい音色を楽しまれていました。

☆講座開催情報
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時間   14:00〜16:00
講師   三重県文化会館館長 梶 吉宏さん
参加費  無料
参加人数 63人
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☆参加者の声
・重厚なオーケストラの演奏から抜け出るピアノの迫力。すばらしい演奏を視聴させて頂き感動しました。それぞれの楽器を対峙するような真剣な演奏家同士のぶつかり合い。協奏曲の真価を勉強できました。
・ステキな音、ステキな音楽 音の楽しい時間をありがとうございました。
・すばらしかった。ブラボー!!実際のコンサート(他の)より感動しました。
・ギレリスの名はよく目にしましたが、どんな人なのか、どんな弾き方をしているか、全然しりませんでしたが、こんなにすごい人だということがわかりました。圧倒されました。音がきれいですし、ともかくすごかったです。69才とは若くして亡くなったのが惜しいです。