講座ボランティア企画 郷土を歩こう!
【山口誓子の歩いた鼓ヶ浦〜その文学と風土〜】の事業報告

開催日
平成21年5月10日
開催場所
鈴鹿市 子安観音寺内静思庵ほか
開催時間
13時00分から15時00分まで
講師
鈴鹿市文化財調査会会長 衣斐 弘行さん
近代日本文学研究家 河原 徳子さん
参加者数
46名
参加費
100円(保険代)

 おなじみ『シリーズ郷土を歩こう!』の今年度第1回目は、俳誌「天狼」をはじめ「ホトトギス四S」として活躍した俳人山口誓子と、「現代の巫女」と謳われた歌人山中智恵子に焦点を当て、その文学を中心に鼓ヶ浦界隈を歩きました。

 まずは子安観音にある「静思庵」で、誓子が鼓ヶ浦に来るまでの経歴と鼓ヶ浦に来てからの活躍、そして誓子と文人たちとの写真を見ながら、なかなか知られていない鼓ヶ浦での生活の様子や創作風景などお話しいただきました。それから、同じ境内にある「歴史資料館」で誓子直筆の作品を鑑賞しながら資料館を管理するご住職に解説していただきました。

 その後は、今も当時のまま保存されている山中智恵子邸の前で、智恵子自身やその作品についてお話いただきました。

 昔から多くの文人墨客が遊学し歌を詠んだ海浜鼓ヶ浦で、誓子や智恵子が活躍した時代や文学の風を感じたひとときとなりました。 

参加者の声

  • 誓子師系の『煌星』で俳句を始めた者にとりまして、山口誓子先生の宝物をどっさり見ることができ、素晴らしい講師のお話、感激の一日でした
  • よかった。鈴鹿の文化に驚きました
  • 大変有意義で楽しかった。歴史文学散歩は楽しくなければならない
  • 全て興味のある内容でした。山口誓子のみならず他の人達の話も良かったです
  • すばらしい企画です。今後を期待します。私の生涯学習です