みえアカデミックセミナー2009
鳥羽商船高等専門学校公開セミナー
「商船学と医用工学で社会貢献」
☆演題・講師
「『海・船』から学ぶ社会教育と船舶の有効活用」
鳥羽商船高等専門学校 商船学科 准教授 瀬田 広明さん
「生命の神秘と尊さを科学技術で体験するAED講座」
鳥羽商船高等専門学校 准教授 坂牧 孝規さん
前半の講義では、輸出入貨物の99%が海上を利用して運ばれている現状や、日本船の船尾には必ず日の丸を掲揚していて、船が国を代表するものであることなど、「海・船」の性質や役割について、詳しくお話ししていただきました。また、教育の現場では不登校や引きこもり者の社会復帰支援の場として、船舶が活用されていることや、災害時の物資・人材・傷病者の輸送、避難施設としての利用など、災害時海上支援についてもお話ししていただきました。
後半の講義では、実際にAEDや心拍を計測する機材を使って、わかりやすく救命処置の流れについてお話ししていただきました。AEDを使う前の心臓マッサージの効果で、蘇生時間が3分延び助かる命の確率が50%上がることや、最近では、人工呼吸によって、エイズ・肝炎などの感染率が上がる恐れがあることなどから、人工呼吸が省略される場合があるなど、AEDの使用に際しての注意点などを教えていただきました。
- 「新しい知識を学ぶことができて、有難うございました。」
- 「伊勢湾台風の時に名古屋〜四日市港を船で往復したことを思い出しました。AEDの使用法などよくわかりました。」