事業報告「報告！まなびの現場から」

☆演題・講師
　「あなたは、子どもからのメッセージが聞こえますか？」
　高田短期大学　子ども学科　　教授　山崎　征子さん

　「幼児期における大切なこと」
　高田短期大学　子ども学科　准教授　橋本　景子さん　

前半の講義では、親が子どもの興味・関心を知り、失敗を認める気持ちを持って接することで、子どもの自発性や意欲を育むことができるとお話ししていただきました。子どもの失敗を失敗ととらえず、たくさん失敗をさせることで、自己発見の中から、自分の力で生きていく方法を身につけさせることが大切であるとお話ししていただきました。

　後半の講義では、心理カウンセラーとして、１万人以上のカウンセリングを行ってきた講師の経験から、実際の事例を紹介しながら、子どもの心をわかろうとすることの大切さをお話していただきました。カウンセリングの現場では、「親は子どもの悪口を言うが、子どもは親の悪口を言わない」という印象的なエピソードを紹介され、子どもだけを責めて直そうとするのではなく、大人の物の見方には偏りがあることを認め、大人自身が変わらなければならない現実を伝えていただきました。