講座ボランティア企画 シリーズ文学(2回連続講座)
【原文朗読で解く『源氏物語』〜男君と女君の名場面に迫る〜】の事業報告

☆日 時
3月15日(日)・22日(日)14:00〜16:00
☆講 師
近代日本文学研究家 河原 徳子さん
☆参加者数 のべ227名
☆参加費 無料
☆講座内容
今年度のまなびぃすとセミナーの最後を飾るのは、ボランティア企画の大人気講座『シリーズ文学』を、「源氏物語」をテーマとして2回連続で開催しました。
「源氏物語」全54帖の中の名場面、『桐壺』『夕顔』『若紫』『葵』『真木柱』(第1回)『若菜上・下』『夕霧』『浮舟』『手習』『夢浮橋』(第2回)を原文朗読を交えながら、あらすじやそこに隠れたテーマ、登場する女性たちの美しさなどをお話しいただきました。
講師の河原先生は、紫式部という作家の才能に触れ「原文は行間に話があり、たった一文でストーリーを想像させてくれる。また物語の後半になればなるほど、登場人物の心理が細かく描写され、まるで近代文学のようで俄然面白くなってくる。紫式部は素晴しいストーリーテラーである」とのお話に、受講者の皆さんは「源氏物語」の奥深さを感じられたようでした。
☆参加者の感想
「朗々と読んで頂き、源氏がやっと身近になりました」
「とてもわかりやすいお話や、実際に原文に目を通してみることで源氏物語についてもっと知りたくなりました」
「ラストシーンのあっけなさ。でも後々に残る心地よさ。ああ、やはり紫式部だと感じ入った」
「先生の生き生きとした表現に引きこまれる様です。平凡から程遠い光源氏ですが、人間らしく感じます」
「初めて先生の講座に参加して源氏物語に関心をもちました。これから勉強していきたい」

