学校向け文化体験プログラム「三重の伝統文化を体験しよう!」

開催日
平成22年1月15日
開催場所
松阪市立第三小学校

 昨年は邦楽体験でお邪魔した松阪市立第三小学校。今年は伝統芸能である狂言を届けてきました。体育館に松の絵や小さい柱を準備し、狂言の舞台を作って授業をはじめました。

 まず、先生から狂言についてのお話しをしていただきました。森家は367年前から狂言を伝承していることや3才から稽古をはじめたなどのお話しを聞いた子どもたちからは、ちょっと驚いた表情が見受けられました。次は台詞が“やまと言葉”で昔から伝承されている『柿山伏』を上演していただきました。

 そしてお面や扇子などの道具の説明を聞きながら、直接手に触れてみたり、お面から見える視野の狭さなどを体験しました。また、1名衣装を着て、先生の台詞の後に続きながら『柿山伏』の一場面を演じる体験もしました。友だちの演じる姿に大喜びする子どもたち。教科書に出てくる『柿山伏』の言葉の違いにとまどいながらも、日本の伝統に触れる時間となりました。

☆プログラム開催情報
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時 間 13:45〜15:20

先 生 NPO法人三重県文化協会
     伊勢能楽連盟狂言の部  森 浩一さん

生徒数 5年生 32名
     6年生 40名

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☆子どもたちの感想(原文のまま)
「森さんが3さいからはじめて70年以上もやっていることがすごいと思いました」
「古くから続いているから言葉がわからなかった」
「せいざを数十分していると足がしびれて来るのにそれをおさない時から何時間もしている事がすごいなと思いました」
「私たちが今までやっていた柿山伏はすぐに読み終わったけど、本物の狂言ではすごく一つのセリフでも長くてびっくりしました。あと、発音がむずかしかった」
「『柿山伏』は内容がおもしろかったです。今では考え付かないような動物の鳴き声や石を投げるときのかけ声をずっとずっと昔は考えついてすごいなと思いました」

(平成21年3学期)