第2回社会教育研修セミナー「まちを元気にする『地元学』〜地域資源を活かした持続可能なまちづくり〜」

今年度第2回目の社会教育研修セミナーは、三重県伊勢市出身の福井さんにお越しいただき、「地元」にあるものを活かしたまちづくりを学ぶ『地元学』についてお話しいただきました。
前半は、これまで全国で行なわれた『地元学』に基づく取り組みに焦点を当て、「地元では当たり前のものであっても、外から見れば宝物かもしれない。」と、地元をもう一度見直して再認識する重要性などを講義していただきました。
休憩をはさんで後半は、ではどうやって地元の良さを見つけていくのか、その1つの方法をグループワークで学びました。三重県で当たり前にあるものを参加者全員で書き出し、それを仕分けてテーマをつけました。そのテーマの中でそれぞれがいいなと思うものに点数をつけていくと、自然とまちづくりに活かせるテーマが絞られました。
最後に先生は「ここで行なった手法をそれぞれの地元に持ち帰り、是非役立ててほしい。」とおっしゃっていました。
☆講座開催情報
-------------------------------------
時 間 13:30〜16:00
講 師 東京農工大学大学院
生物システム応用科学府
客員教授 福井 隆さん
参加人数 63名
参加費 無料
-------------------------------------
☆参加者の感想
「ないものねだりはせず、地域にあるものを生かし輝かせる事、今日本がもっとも心すべきキーポイントだと感じました」
「『まち起こし』というと、すぐ“新しいこと”“補助金”と目新しい、マスコミ向けのものに走りがちです。地域にあるもの・ことを無理なく広げていけたらいいのにと思っていただけに、今日の講座で『ないものねだりは×。あるもの探しをしよう』という講師先生の言葉に安心し、心がスッキリし、自信をもっていけます」
「大変よいお話でした。地域が経済再生ではない、本当の地域づくりに気づき、一丸となることが大切だと思いました」

