講座ボランティア企画 シリーズ名盤を聴く「ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ特集〜大の日本びいきだったチェロの巨星〜」

開催日
平成21年2月21日
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
開催時間
14時00分から16時00分まで
講師
大橋 努さん
参加者数
59名
参加費
無料

☆講座内容
 今年度の『名盤を聴く』の最後を飾ったのは、愛称「スラーヴァ」で親しまれ、2007年に惜しまれつつこの世を去った、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチでした。今回の講座では、彼をスラーヴァと呼び、その音楽と同時に彼の人柄や活動にも焦点を当てていきました。
 スラーヴァは、「チェリスト」だけでなく、「指揮者」、「ピアニスト」、「作曲家」もこなす多彩な才能を持つ音楽家で、今回はそれぞれの演奏を鑑賞しました。また大の親日家でも知られており、温かい人柄も相まって、小澤征爾さんや元横綱千代の富士とも親交があり、小澤さんの70歳記念コンサートを主催したことも有名なお話しだそうです。
 人道的活動にも積極的で、そうした行動から当時ソ連当局より様々な迫害を受けていたが、そんなことを感じさせない演奏や人柄が印象的な、誰からも愛された音楽家だったとの講師のお話とチェロの音色に耳を傾けた2時間でした。

参加者の声

  • 「チェロの奥深さに今更ながら驚かされました。骨太で繊細で魅力的ですね。ショスタコーヴィチの5番、全曲聴きたいと思いました」
  • 「ロストロポーヴィチがこんなに多才な人とは知りませんでした。すばらしい内容でした」
  • 「講座の内容が盛りだくさんなのに、よく整理されていてとても良く、解説がわかりやすかった。プログラムが変化に富んでいて楽しかった。こんなに良い講座を無料で受講できることが信じられない」