みえアカデミックセミナー2009
鈴鹿医療科学大学公開セミナー
「認知症の理解と介護」

開催日
平成21年7月16日
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
開催時間
13時30分から15時30分まで
講師
鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部医療福祉学科助教 岡正 寛子さん
鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部医療福祉学科准教授 西川 潤子さん
参加者数
101名
参加費
無料

☆演題・講師

「認知症の世界を知る」
鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部医療福祉学科助教 岡正 寛子さん

「認知症者への対応」
鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部医療福祉学科准教授 西川 潤子さん


 前半の講義では、DVDを使って、認知症のさまざまな事例を紹介していただきました。認知症への理解を深めるために、関わる側の気持ちや認知症の人の気持ちなど、それぞれの立場になって、参加者全員で考え、意見を出し合いました。認知症の方の意見を尊重したり、行動を肯定することで気を紛わすことが必要な場合や失敗を見て見ぬふりをすることが必要な場合があることなど、具体的な事例を挙げながら説明していただきました。

 後半の講義では、認知症の種類やそれぞれの特徴など、認知症の人の行動・心理症状(BPSD)がなぜ起こるのか、どのように対応することが必要なのか、詳しくお話ししていただきました。認知症ケアの基本として、認知症者の世界をまず受け入れること、また、具合が悪いことを気遣うなど、身体状態を良好な状態に保つことが重要であることなどをお話ししていただきました。


参加者の声

  • 「抽象論でなく具体的な内容で良くわかった。今後の日々の生活に役立てていきたい。」
  • 「他人事ではないと思った。自分は夫婦間でも病気が認識できないのではと不安になる、これらに対する判断の手引きを学んだ。早期発見、介護に役立てたい。」
  • 「よくある事例があったので、対応方法などわかりやすかった。詳しくわかりよかった。」