みえアカデミックセミナー2009
皇學館大学公開セミナー
「日本史から見た“日本の心”」

開催日
平成21年7月11日
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
開催時間
13時30分から15時30分まで
講師
皇學館大学 文学部国史学科 教授 松浦 光修さん
皇學館大学 文学部国史学科 講師 多田 實道さん
参加者数
88名
参加費
無料

☆演題・講師
「本居宣長の『うひ山ぶみ』に学ぶ」
皇學館大学 文学部国史学科 教授 松浦 光修さん

「日本人と禅宗」
皇學館大学 文学部国史学科 講師 多田 實道さん



 前半の講義では、本居宣長の『うひ山ぶみ』の訳を解説しながら、「学問とは、人が人として正しく生きるために行うべき道を学ぶこと」と紹介していただきました。作品の中には、忘れられてきた日本の志を取り戻すヒントがたくさん盛り込まれていることや、講師自身が生涯の研究テーマとするに至った経緯など、「うひ山ぶみ」への想いを詳しくお話しいただきました。

 後半の講義では、鎌倉時代に日本に伝わった禅宗について、その歴史や日本文化との関わりなどを紹介していただきました。例えば言葉について、四字熟語「言語道断」は、禅宗の用語で「言語による表現を超絶している(ほどに奥深い)」という意味で、現在の使い方とは違い、良い意味であることなど、現在の生活と絡ませながらわかりやすく説明していただきました。

参加者の声

  • 「先生が生涯の研究とすべく、感銘を受けられた本居宣長の「うひ山ぶみ」を読んでみます。」
  • 「日本人としての自覚をさらに認識、よい日本人になるための努力をしていきたいと思っています。」
  • 「心に深く残る講義でした。ありがとうございました。」