みえアカデミックセミナー2009
放送大学三重学習センター公開セミナー
「明治文学の世界−北村透谷と樋口一葉」

開催日
平成21年7月10日
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
開催時間
13時30分から15時30分まで
講師
放送大学三重学習センター  客員教授 尾西 康充さん
参加者数
74名
参加費
無料

 北村透谷と樋口一葉の作品を読み進めながら、作品の解説だけでなく、社会背景や作者の育った環境、人物像などについても詳しくご説明いただきました。両者の作品は、明治維新という希望に満ちた時期に、社会の裏側を描いた文学者として共通していること、また、当時はあまり人気がなく、島崎藤村など他の文学者たちが語り継いで現代に作品が残っていることなどを紹介していただきました。

 また、樋口一葉は、最晩年、鈴鹿市出身の斎藤緑雨と親交が深く、執筆した作品の全てを緑雨に託したというエピソードなどを紹介していただきました。


 

参加者の声

  • 「北村透谷は名前のみ知っていましたが、その人となりが少しでも理解し知ることができました。明治初期の人にして今に通じる人間性を持っている人なんだな、と思いました。」
  • 「楽しく学ぶことができました。時間の経つのも忘れ・・・。もっと時間が欲しいと思いました。ありがとうございました。」