三重のまなび2010・まなびぃすとセミナー「賀茂斎院と伊勢斎宮〜二人の斎王をめぐって〜」

開催日
平成22年10月11日
開催場所
三重県生涯学習センター 2階 視聴覚室

10月9日から斎宮歴史博物館で開催されている「特別展 賀茂斎院と伊勢斎宮」に関連した講座を開催しました。
今から1,200年前に起きた「薬子の変」をきっかけに、京都の賀茂神社に嵯峨天皇の娘・有智子内親王が斎王として遣わされ、伊勢の斎宮と賀茂の斎院という斎王の二人体制が始まり、それから400年の間併存しました。この二人の斎王のさまざまな比較と、源氏物語などに登場する斎院と斎宮などについて、紫式部の斎王観も交えながらお話しいただきました。
後半では、斎宮歴史博物館の「かわせみ座」による「二人の斎王」の紙芝居の上演もあり、受講者の方々から、わかりやすくておもしろかったという声を多くいただきました。
県立図書館前1階エントランスでは関連展示を開催しており(〜11月14日まで)熱心に展示を見て行かれる方々も多くいらっしゃいました。

☆講座開催情報
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
時間   14:00〜16:00

共催   斎宮歴史博物館

講師   斎宮歴史博物館 
     学芸員 星野 利幸さん

参加人数 122名

参加費  無料
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
☆参加者の声
・大変勉強になりました。源氏物語の細部にもふれられているので、興味深く拝聴できました。
・京にも斎王が居たという事実を知り、その由来が聞け、大変勉強になりました。斎宮は伊勢神宮と共に、三重の大切な文化遺産として、もっともっと全国的に宣伝する必要があります。
・紙芝居がよくできていて感心した。