みえアカデミックセミナー2010
三重短期大学公開セミナー
「共に住まう集合住宅」/「環境共生型のまちづくり」

開催日
平成22年7月29日
開催場所
三重県生涯学習センター2階 視聴覚室
開催時間
13時30分から16時00分まで
講師1
三重短期大学 生活科学科 准教授 木下 誠一さん
講師2
三重短期大学 生活科学科 教授 岩田 俊二さん
参加者数
53名
参加費
無料

 前半の講義では、これまでの集合住宅の特徴を踏まえた上で、家族や近隣との関係が稀薄になり、少子高齢化に伴う子育てや介護の不安などから、共に住まうことの価値が見直されている現状について説明していただきました。家族という形態だけではなく、「集まって住む」ことの意味を積極的に捉えた取り組みとして、「シェアードハウス」、「コレクティブハウス」、「コーポラティブハウス」、「ケアハウス」などがあり、またそれぞれの代表例として、実際の間取りや居住スペースの写真などを紹介していただきました。
 後半の講義では、“農”と“住”の調和のあるまちづくりとして、イギリスの田園都市やアメリカのヴィレッジホームズ、ドイツのクラインガルテンなど、世界的にも有名な都市計画が成功している地域の写真(スライド)を使って、詳しくお話していただきました。また、日本国内での例として、美杉村の市民農園制度や近江八幡市の風景計画についても紹介していただきました。

参加者の声

  • 各種の集合住宅があることを知り参考になりました。理念をもった町づくりが必要である事がよく理解できました。
  • 市民農園の利用者の一人として興味深く聞かせていただきました。
  • 田園と農村の問題は今日の課題として是非ともうまく進めてほしい。