学校向け文化体験プログラム「三重の伝統文化を体験しよう!(狂言)」

本格的に冬の寒さを感じたこの日、昨日に引き続き津市立豊津小学校にお邪魔し、6年生のみなさんに狂言のプログラムを届けてきました。
プログラムが始まる2時間前、講師の方々が体育館にお手製の能舞台を設営してくださいました。衣装も替えられるといつもの体育館が違う空間に見えてきました。
授業はまず講師から狂言の歴史、挨拶や大きな声を出す大切さなどお話しいただきました。狂言と能の違いは声を出すところで、講師が狂言特有の“笑い方”“泣き方”を実演すると、大きな声に子どもたちはびっくり!友だちが実演すると子どもたちは大笑いし、雰囲気が和みました。それから教科書にも掲載されている「柿山伏」を鑑賞しました。
鑑賞後は道具の説明を受けてから、面をつけて視野の狭さを感じながら歩いてみたり、扇子を鑑賞したりしました。面の体験は文化ボランティアが運用し、全員に体験してもらうことが可能となりました。
滅多に体験することができない伝統芸能に、子どもたちは積極的に参加して楽しんでくれました。
☆プログラム開催情報
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時間 10:30〜12:15
講師 三重県能楽連盟 森 浩一さんほか
生徒数 6年生48名
文化ボランティア 2名
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☆子どもたちの声
・今日は本物を見れてよかったし、やっぱりCDとかとちがうんだと思いました。笑うところがすごくて大きな声でびっくりしました。楽しかったです。ありがとうございました。
・「お面」をかぶって動くのはめちゃむずかしかったしよくできるな〜すごいなあ〜と思った。
・しゃべりかたがすごい独特でした。自分のいうセリフやえんぎをする所をおぼえなければいけないからそれを覚えるなんてすごいと思いました。
・言葉は今と違う=わかりにくいけどだいたいわかる。そこで昔の人はこんな難しい言葉を言っていたのならいつから今のしゃべり方にかわったのだろ(予想:室町後の江戸くらいかな)。
・木からおちるところがリアルでおもしろかった。
(平成22年2学期)

