みえアカデミックセミナー2010
鈴鹿工業高等専門学校公開セミナー
「『物』って何だろう? −物理学はどこまでわかったか−」

「物理学」の根本概念から、2008年にノーベル賞を受賞した「小林・益川理論」に至るまで、日常生活ではあまり感じることのない興味深い内容についてお話していただきました。例えば、「お風呂に人間が入ると同じ量のお湯が流れ出るのはなぜ?」といった、正しいかどうか証明はできないが、間違いないだろうと思われる仮説に基づいて研究するのが物理学であることなどを紹介していただきました。
また、「小林・益川理論」について、論文が書かれた1973年当時、物質を構成する最小単位である素粒子の一種とされるクォークは3つしか見つかっていない状況でした。しかし、全6ページの論文で最後のページに6つ目のクォークの存在を証明したことがノーベル賞受賞につながったという逸話など、面白いエピソードも教えていただきました。

- 物理は難解だけど夢があって面白い学問だと思いました。とても新鮮な気持ちで受講でき楽しい一時でした。
- 難しい学問を平易にわかりやすく説明されわかりやすかったです。資料もよくまとめられていてよかったです。
- とても難しい内容でしたがだんだんおもしろくなって最後はとても良かったと思いました。