三重のまなび2010・まなびぃすとセミナー「楽楽歌舞伎塾〜歌舞伎の楽しみ方〜」

講師の葛西聖司さんを迎えて7年目、今年も大人気の楽楽歌舞伎塾を開催しました。
9月3日の歌舞伎公演の演目、『俄獅子』『鳴神』を中心にお話しを進めていただきました。どちらの演目にも台詞には出てこないが、作品をより理解するために必要な背景にあるお話や、同じ場面でも屋号で違う演じ方など、鑑賞を楽しむためのポイントをお話しいただきました。『俄獅子』では長唄に関して、また『鳴神』では、鳴神上人が嵌っていく“罠”やこの演目では語られない“その後”のお話しなども披露していただきました。
会場中を歩き回って、皆さんとコミュニケーションを取りながら進行していく葛西さん。会場は笑いにつつまれたり、突然声をかけられて驚く方がいたりと、とても楽しそうでした。
☆講座開催情報
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時間 14:00〜16:00
講師 NHKアナウンサー 葛西 聖司さん
参加者数 190名
参加費 1,000円
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☆参加者の声
・鳴神のストーリーだけでなく、その背後にある歴史は、事実から引用された事や市川家と成田山、不動明王などいろいろ考えられたストーリーであることに興味を持ちました。毎年楽しみにしています。
・わかり易い話。さすが話の進め方と内容はプロ以外なにものでもない。古文にはリズムがある。本来の文章の魅力を感じることができた。
・歌舞伎はむずかしい物語だと思っていたが、お話を聞くと奥深い話で少しわかり、今度みるのが楽しみになりました。
・楽しみ方がよくわかりました。知っているのと知らないのとではずい分ちがいますね。
・とにかく面白かった。歌舞伎が身近になりました。参加者を引き入れる話術はやはりさすがでした。

