学校向け文化体験プログラム「国史跡『斎宮跡』を発掘しよう!」

夏本番も近い日、三重県立聾学校と津市立倭小学校の6年生が、合同で斎宮遺跡で発掘体験を行ないました。
聾学校では5月20日に、事前学習の意味も兼ねて「土器にふれよう!斎宮を知ろう!」を実施していました。映像を使用し、斎宮が置かれた時代の飛鳥・奈良時代のこと、斎宮のこと、そして土器の説明をお話していただきました。それからホンモノの土器を実際に手に取り感触を確かめながら、土器の種類を学びました。
子どもたちは土器それぞれの色や厚みなどを確認し、匂いをかいだりもしていました。
発掘現場では、それぞれ道具を持って指定された場所から掘り出しました。少し掘っただけでもどんどん出土する土器に、子どもたちは夢中になっていました。休憩の時間ももったいないといった感じで、発掘現場に戻っていきました。
また、時間が経つにつれ一緒に発掘作業を行なったりして、交流を深めている様子も印象的でした。
☆プログラム開催情報
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時間 10:00〜11:30
講師 斎宮歴史博物館 筒井 正明さん
生徒数 三重県立聾学校 4名
津市立倭小学校 14名
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☆子どもたちの声
・土の中から土器を見つけ出したことが楽しかったです。
・土器のかけらなどが次々と出てきたのでおもしろかったです。でも大きい物を掘るには少しずつけずっていかないといけないので難しかったです。
・昔の人はいろんな土器をうめたんだと思いました。スタッフさんがうめたんじゃなくてほんものだったので本当に楽しかったです。
(平成22年1学期)

