みえアカデミックセミナー2010
近畿大学工業高等専門学校公開セミナー
「裁判員裁判における市民の役割」

争いを好まない日本人の国民性として、裁判員制度自体の有効性を問う声も多くあったが、実際に裁判員を経験された方のアンケートでは、96.7%が良い経験と答えていることなどを教えていただきました。裁判員制度の導入については、行政改革や政治改革が叫ばれていた(平成11年〜13年)ころに議論が加速しました。21世紀の司法のあり方として、政治や行政に比べ注目度の低い司法に光をあて、国民に興味をもってもらいたいという意図があったことや、司法の場に一般市民の社会常識を反映させることを目的に始まったことなどを紹介していただきました。

- 裁判に参加し、専門家の判断でない市民の考え方を反映できる制度についてどういうシステムで動いているのかよくわかった。
- 裁判について一般的な知識の話をしていただき、大変勉強になりました。今後は今までと違った視点で裁判事件を見ることが出来ます。
- 裁判(司法制度)の流れがよく理解できました。有難うございました。