みえアカデミックセミナー2005 オープニング
「世界一受けたい授業〜おもしろ日本語〜」

三重県生涯学習センターでは、毎年7月から8月にかけて、県内の高等教
育機関が日替わりで特色あるセミナーを行う「みえアカデミックセミナ
ー」を開催しています。今年度のオープニングには、テレビでもご活躍
中の金田一秀穂さんをお招きし、生きる日本語の面白さについてご講演
いただきました。
日ごろ何気なく使っている言葉の矛盾、あいまいさなど具体的な例をあ
げ、大学の講義のように客席へ問いかけて一緒に考えました。ユーモア
たっぷりのお話に、会場は終始笑いに包まれ、「大変楽しかった」とい
う感想をたくさんいただきました。
またコンビニなどで使われる“敬語っぽくて”便利な「コンビニ敬語」
なども取り上げ、時代とともに変化する日本語の面白さについても解説
しました。
「美しい言葉とは、自分の気持ちにそぐう言葉です。言葉だけでなく、
態度や表情、しぐさ、すべてで真心を伝えることが大切。語彙を増やし、
『語らい』を深めることができれば、充実した美しい人生を送れます」
と締めくくると、大きな拍手が鳴り響きました。

- 学校での授業のようで、楽しく大変おもしろく、内容も興味深かった
- こうした講演でこんなに笑ったのははじめてのことでした。言葉の難しさにうならされ、もっともっとお話を聞きたいと思いました
- 真心のこもった美しい言葉で話すことを心がけたいと思いました
- 三重県に金田一先生が来てくださって、とても嬉しいです。またお話を聞きたい!
- 短縮言葉や若者言葉も、言葉が変化していると捉えるべきなのですね。なるほどと目が覚めました。いい勉強になりました