みえアカデミックセミナー2026 四日市看護医療大学公開セミナー「脆弱性の分析から考える減災対策 ~避難後も健康に過ごすための備え~」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は、三重県総合文化センターを会場に、三重県内にある大学・短期大学・高等専門学校の高等教育機関全14校が有する高度な学びと県民の皆さまをつなぐ一大連携事業として開催している公開セミナーです。毎年7月と8月に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生にご講演いただいています。
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【講演概要(チラシ紹介文より)】
“災害関連死”という言葉が広く認知されるようになりました。その多くは準備を整えることで防ぐことができるとも言われています。今回は、避難後に起こる健康問題に焦点を当てて、そのリスクを低減させるための備えをワークショップを通じて一緒に考えたいと思います。
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四日市看護医療大学公開セミナーは、看護医療学部 看護学科 准教授 多次 淳一郎さんにご登壇いただきました。
物や人もたくさんいる前提の災害対策(防災)のもつ限界を
痛感し、被害の程度を軽減する「減災」を重視した対策が必
要ではないかと考えられるようになったそうです。
講座の前半では質問を交えながら、まず、災害とは?という
部分についてお話をいただきました。
災害とは、何らかの人的被害が伴うか否かという部分が大きく、同じ事象が発生したとしても、それが災害として認識さ
れるか否かは異なると言うことができるとのことです。また、災害は「ハザード」といわれる人命や財産・インフラ・生活
などに損害や損失をもたらしうる自然現象や人為的な物理現象、「曝露(ばくろ)」という、ハザードによって悪影響を
受ける場所に人や資産が存在すること、「脆弱性」といわれ
るハザードによる被害の受けやすさや対処・適応能力の欠如、
この3つの概念の掛け算によって説明ができるのではないかと示されました。災害への対策を考える視点として、「ハザード」や「曝露」は変えることが容易ではないため、残る「脆弱性」に対処していくことが、重要とのことです。脆弱性を低減させるためには、「災害関連死」を減らしていく必要があります。
そのため、講座の後半では、個人としての脆弱性、環境としての脆弱性に着目しつつ、受講者の皆様のご家庭や、地域の避難所などの状況などを振り返るワークが行われ、過去の災害による避難所の状況などを紹介いただきつつ、どのような備えが、どれくらい必要なのか、という部分を受講者の皆様それぞれで考える時間が持たれました。
備えや想定を行っておくことは、個人および地域の災害後の回復の助けとなるとのことで、是非地域やご家族に今日のお話を持ち帰っていただければというお話で締めくくられました。
備えや想定を行っておくことは、個人および地域の災害後の回復の助けとなるとのことで、是非地域やご家族に今日のお話を持ち帰っていただければというお話で締めくくられました。
「ブックリスト(関連図書)」のご案内
三重県立図書館に所蔵されている講座関連図書のご案内です。
所蔵状況は講座開催日時点のものです。
- 防災についてあまり考えていなかったが、考える機会を得ました。脆弱性を除去するよう対応しなければと再考しました。備蓄等について考えなければと思いました。また、公助にたよらず自助をと思いました。
- 具体的でとてもよくわかった。さっそく点検して備えたいと思う。

