講座ボランティア企画【第98回名盤を聴く ロベール・カサドシュ特集】の事業報告
20年以上続く 講座ボランティア企画「名盤を聴く」。講座ボランティアさんに資料準備や当日の司会など大きなご協力をいただいています。今回は、奏でる音色が上品で美しくなめらかであり、真珠のようだとも形容されるフランスのピアニスト、ロベール・カサドシュの特集でした。
【チラシ文】フランス・パリ生まれの生粋のパリジャン で、優れた音楽家の家系に育ちました。パリ音楽院を非常に優秀な成績で卒業。早くからフランス楽壇で注目され、『ボレロ』でも知られるモーリス・ラヴェルとも親交を持ち、フランス・ピアニズムを代表するピアニストとなりました。第二次世界大戦を機にアメリカに移住、演奏活動、録音活動を活発に行い、国際的名声を確立。モーツァルトのピアノ協奏曲の録音は代表的業績のひとつとされています。過度な感情表現を避け、節度と品格を保った「音のきれいなピアニスト」カサドシュの遺した名演奏を梶館長の解説で鑑賞します。
今回のプログラムは、多彩な内容で構成されました。
2曲目のJ.S.バッハ「3台のピアノのための協奏曲」では、妻・ギャビーと息子・ジャンとの共演による演奏で、家族ならではの息の合ったアンサンブルによる見事なハーモニーを聴くことができました。
続く3曲目、ドビュッシー「小組曲―ピアノ連弾のための」では、「音のきれいなピアニスト」と呼ばれる理由を感じさせる、洗練された透明感のある響きが会場を包みました。
一転して、4曲目のベートーヴェン「ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57『熱情』」では、空気そのものが振動するかのような力強い音が響き渡り、曲ごとに異なる表情を楽しむことができました。
参加された方からは、「感動した」「初めて聴いたが、とてもよかった」といった声が寄せられ、カサドシュの魅力を存分に味わっていただけた様子でした。
【プログラム】
1.J.S.BACH:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971
第1楽章 [アレグロ]
第2楽章 アンダンテ
第3楽章 プレスト
(1958年)
2.J.S.BACH:3台のピアノの為の協奏曲 ニ短調 BWV.1063 より
第3楽章 アレグロ
(第1ピアノ)ロベール・カサドシュ
(第2ピアノ)ギャビー・カサドシュ
(第3ピアノ)ジャン・カサドシュ
(1964年)
3.ドビュッシー:小組曲 ―ピアノ連弾のための
第1曲 小舟にて
第2曲 行列
第3曲 メヌエット1
第4曲 バレエ
(第1ピアノ)ロベール・カサドシュ
(第2ピアノ)ギャビー・カサドシュ
(1940年)
4.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57「熱情」
第1楽章 アレグロ・アッサイ
第2楽章 アンダンテ・コン・モート
(1952年)
第3楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ – プレスト
(1964年)
――――――― 休 憩 ――――――
5.フォーレ:主題と変奏 Op.73 より
(1971年)
6.モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595
第1楽章 アレグロ
第2楽章 ラルゲット
第3楽章 アレグロ
(指揮) カール・シューリヒト
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(1961年 ザルツブルク音楽祭)
- 自分の知らない世界が広がりました。 毎回 1人の演奏家を取り上げていただき ピアノのリサイタルやコンサートとはまた違った楽しみがあります。
- 「3台のピアノの為の協奏曲」と「ベートーヴェン 第3楽章」が大変良かったです。ピアノを弾くというより鍵盤の上で指が滑るように弾いている姿が印象的で、優しい人柄が音にじみ出ていたように思います。
- ドビュッシーの組曲 とてもおしゃれで素敵な曲で良かったです。100回まで頑張ってください。
- 「熱情」が聴けると思っていませんでした。とても綺麗なピアノの演奏を堪能しました。
- カサドシュというと、ジョージセルなどのモーツァルトとピアノ協奏曲選集しか聴いたことがなかったので、今回それ以外の曲が聴けて良かったです。
- 感動しました。 心のモヤモヤが少し飛びました。

