かるみーといっしょ♬「恐竜のふしぎ-発掘のはなしと恐竜の工作-」の事業報告

開催日
2026年8月30日(日曜日)
開催時間
13時30分から15時30分まで
開催場所
三重県男女共同参画センター 多目的ホール(三重県総合文化センター内)
講師
筑波大学 生命環境系 准教授 田中康平(たなかこうへい)さん
参加人数
102名
参加料
無料

子どもと大人が世代を超えて同じものを学べる講座、かるみーといっしょ♬「恐竜のふしぎ-発掘のはなしと恐竜の工作-」を開催しました。
講師は、恐竜研究のスペシャリストである筑波大学生命環境系准教授の田中康平さん。
第一部のでは、恐竜の発掘現場や恐竜のタマゴや子育てについて学びました。
第二部のでは、恐竜のうちわづくりワークショップを行いました。

 

  • 恐竜の発掘調査ってどんなことするの?
    第一部の講座前半では、まず田中さんが発掘調査されている様子を、実際の映像も交えてご紹介いただきました。
    ウズベキスタンでの発掘調査は地面に転がっている化石をひたすら歩いて探します。
  • 恐竜時代の生物の化石と現代の生物の骨は構造が似ており、魚の骨の化石が見つかれば、辺り一帯が海であったことが分かります。

また、恐竜の歯の化石を見ると、どのようなものを食べていたのかが分かり、当時の生態系を知ることができると教えていただきました。

さらに興味深かったのが、最強の恐竜として知られるティラノサウルスの進化についてのお話です。
実は恐竜時代の前半に生きていたティラノサウルスの仲間は、小さく弱い恐竜でした。
なぜ恐竜時代の最後には最強の恐竜へと変化したのか。
その「なぜ」を知るために時間をかけて何度も発掘調査をするのだと田中さんは語られました。

田中さんと一緒に土と砂で熱の伝わり方の違いを検証する実験をしました。
  • 恐竜たちの子育てについて
    講座後半では、恐竜たちの子育てについて学びました。

恐竜たちは一か所に集まり集団で巣を作ります。恐竜が集団で子育てをするのは捕食者である肉食恐竜から身を守るためだといいます。
また、恐竜の子育てには地面に埋めて育てる方法と鳥のように覆いかぶさって抱卵する方法の二種類があるといいます。

体の大きな恐竜は自分の重さでタマゴをつぶしてしまわないように土に埋める方法が適しており、恐竜から鳥に近い種に近づくにつれてふ化が成功しやすい抱卵を選ぶようになったそうです。
また、タマゴの殻を見ると、どちらのあたため方をしていたかを知ることができるとお話しいただきました。

田中さんは最後に、恐竜が大繁栄していたのは、生きていくためのたくさんの工夫のおかげだが、分かっていないことだらけ。子どもたちも恐竜研究者になっていろいろな謎を解き明かしてくださいと締めくくりました。

恐竜のうちわを作ろう!
第二部では恐竜の骨格を楽しみながら学べるスケルトンうちわと暗い場所で光るうちわを作りました。

子どもたちは思い思いに好きな恐竜を描き、自分だけのオリジナルうちわを作り上げていきます。
嬉しそうに作ったうちわを見せてくれる子や講師に熱心に質問をする子など、夏の終わりの楽しい思い出となったようでした。

恐竜の骨のレプリカを鑑賞します。
講演会終了後、サイン会が行われ、たくさんの子どもたちが田中さんとお話をしていました。

「ブックリスト(関連図書)」のご案内

三重県立図書館に所蔵されている講座関連図書のご案内です。
所蔵状況は講座開催日時点のものです。

「ブックリスト」ダウンロードリンク(PDF形式、648キロバイト)

参加者の声

  • きょうりゅうのことについて分かりやすくなりました。知らないことも教えてくれて、ありがとうございました。(9歳)
  • たのしかったです。古生物学者になりたいです。(12歳)
  • うちわ作りが楽しかった。世界の化石発掘の様子がみれてよかった。(8歳)
  • とても面白いお話ありがとうございました。うちわ作り体験もおもしろかったです。(大人)
  • 大人も楽しめましたし、子どもが大満足でした。(大人)
  • 貴重なお話を分かりやすく楽しくきかせていただき、親子共に楽しかったです。(大人)