みえミュージアムセミナー2025 斎宮歴史博物館「闇に潜む不可思議な者たち」の事業報告
明和町にある斎宮歴史博物館では、今秋、特別展「不可思議な者たち-妖・鬼・もののけ-」を令和7年10月4日(土曜)から11月24日(月曜・祝日)まで開催。この特別展に関する講座を三重県生涯学習センターで開催します。三重県生涯学習センター1階エントランスでは関連パネル展示も開催しました。
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(チラシ文)いにしえの時代から人々を悩まし続け、現代科学でも解明できないことも少なくない人知を超える現象や不可思議な力の存在。闇の中に存在する不可思議な者たちは、災いをもたらす存在とも、神の使いとも考えられていた時代に、人々が闇の中に何を見たのかを紹介します。
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講演では、古典文学や絵巻物、歴史資料などを通して、日本人が古来より抱いてきた不可思議な存在への畏れと信仰のかたちを紹介されました。狐や河童などの妖(あやかし)、福をもたらす鬼、百年を経て魂を得る付喪神(つくもがみ)、人に祟るもののけなど、多様な存在を題材に、人々の想像力と祈りの文化を解説していただきました。また、陰陽師による祭祀や祓いの儀礼にも触れ、見えないものと共に生きてきた日本文化の一側面を探った講座となりました。
会場の様子
「ブックリスト(関連図書)」のご案内
三重県立図書館に所蔵されている講座関連図書をのご案内です。
所蔵状況は講座開催日時点のものです。
- 京極夏彦、宮部みゆきなどよく読むので、今日の講座は楽しかったです。斎宮歴史博物館ぜひ伺いたと思います。(会場)
- 日本人は(西洋人も!)昔から不可思議なものをいろいろな文献に書いていたんですね。楽しかったです。(会場)
- 動物達が、昔の文献から神の化身であったり、逆に鬼のように良くないものの象徴であったり、大変興味深い内容だった。時間の制約がある中で、今回オンライン視聴で学べることは大変ありがたく感じた。(オンライン)
- 斎宮歴史博物館で展示を見た後受講したので理解が深まった。博物館の展示も工夫されていたし妖怪ナゾ解きも楽しかった。今後も様々な角度から切り込んだ講座に参加したい。(オンライン)

