学校向け文化体験
音楽に感動!「日本音楽の楽しさを体験しよう!」

松阪市立豊地小学校5年生の皆さんに『日本音楽の楽しさを体験しよう!』のプログラムをお届けしました。
「子どもたちの中には、始まる前はあまり興味を示さない子もいました」と担任の先生は前置きをされて、でも今の子どもたちは、どの子も集中して音楽を楽しんでいます、そして助け合って、進もうとしています、うれしいですと言われました。
箏は二人一組で使ってもらうので、会場には14面が置かれました。給食、掃除が終わって、今日の会場の多目的ホールに入ってきた子どもたちは、箏の演奏「春の海」を邪魔しないように、きちんと靴を並べ、静かに正座で自分の席に着きました。
三重県三曲協会の比留間講師が「箏の由来や、弦の名前、譜面の読み方」などわかりやすく説明してくださり、早速『さくら』の練習に入りました。それぞれが15分ずつやってかわるという約束でしたが、もっと練習したい気持ちの表れでしょうか、自分たちで交代の時間も早めてやっていました。
前半1時間、合奏までの後半20分の長いかな?と思われる練習時間も、講師の先生方の丁寧な接し方で飽きる子もいなく、真剣でした。途中休憩後に、講師が人気アニメ「鬼滅の刃」の曲が模範演奏されると、表情もさらに一変、「箏ってなんでもできるやん、かっこいい!!」と感想を言う子もいました。
ふだん体験できない日本音楽の世界を楽しんだ子どもたちに感動しました。
(文化体験コーディネーター 野垣内 宗さん)
☆プログラム内容
- 『春の海』鑑賞
- お箏についての説明
- 『さくら』練習
- 模範演奏鑑賞
- 『さくら』合奏
- 感想発表
- すごくうまく弾けた。また箏を弾いてみたいです。教えてくれてありがとうございました。
- お箏の授業をして、すごく楽しかったし、またやりたいなと思いました。生演奏のときうますぎて固まってしまいました。
- アドバイスや練習をやってどんどん上手になっていってとってもうれしかったです。お箏の授業、本当にありがとうございました。
- 初めて日本楽器に触れる子も多かったので、始めは不安に思っていた子も多かったのですが、体験していくうちに慣れ親しみながら楽しく演奏していたように思います。(先生)

