みえミュージアムセミナー2025 石水博物館「蔦屋重三郎の仕事と石水博物館の浮世絵」の事業報告
津市にある石水博物館では、今秋、博物館登録50周年記念特別展「新発見!初公開!蔦屋重三郎と珠玉の浮世絵 −写楽・国芳・国貞・広重−」を2025年9月6日(土曜日)から11月9日(日曜日)まで開催しています。この特別展に関する講座と関連パネル展示を三重県生涯学習センターで開催しました
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(チラシ文)
伊勢商人の江戸店が軒を連ねていた大伝馬町と書肆蔦屋重三郎の「耕書堂」は、日本橋で至近距離にあり、伊勢商人たちは江戸の文化を地元伊勢国へ持ち帰りました。伊勢商人旧蔵の豊富な資料から、当時江戸で出版された書籍や新発見の写楽の浮世絵などを紹介します。
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石水博物館は、江戸時代に大伝馬町一丁目に店を構えていた伊勢の豪商・川喜田家伝来の中近世の古文書や古書典籍類、茶道具や日本画などの美術品、浮世絵など約3万点の資料を所蔵しているそうです。この秋の特別展では、国内現存唯一の「写楽」の浮世絵2点が初公開され話題となっています。講師の龍泉寺さんは、まずは「川喜田家とは」と題して、川喜田久太夫家の店の歴史、そして歴代当主の文化活動についてご説明されました。次に、現在開催されている企画展の楽しみ方を「蔦屋重三郎」「写楽」「江戸」「旅」をポイントとして、たくさんの画像を投影しながら詳しく解説されました。川喜田家の江戸店から近いところに「蔦屋重三郎」の書肆があったことや、蔦屋重三郎が伊勢松坂に本居宣長を訪ねていた話など、江戸時代における伊勢商人の繁栄ぶりや、文化活動についても学ぶ機会となりました。
「ブックリスト(関連図書)」のご案内
三重県立図書館に所蔵されている講座関連図書をのご案内です。
所蔵状況は講座開催日時点のものです。
- その時代にいるような気になりました。石水博物館すごい。是非行ってみたいです。(会場)
- 興味深く講座を聴きました。ありがとうございました。一度展覧会見に行くことにしました。(会場)
- 講師の方のお話がわかりやすかったです。地方の博物館に、世界的に希少な浮世絵があったなんて、素晴らしいですね。石水博物館にも行きたくなりました。以前は市街地にあったと記憶していますが、自然豊かな場所に移転したのですね。(オンライン)
- 以前から石水博物館は存じ上げていましたが、数回しか訪れた事がありませんでした。 今回の企画展には伺うつもりでしたが、今日のご講演をお聞きして、早く観に行きたいと強く思いました。実物を拝見するのを楽しみにしています。またYouTubeでの配信はぜひとも毎回行って欲しいと希望します。会場で講演をお聞きする事ができない場合が多いので、よろしくお願いいたします。(オンライン)

