みえアカデミックセミナー2025 鈴鹿大学公開セミナー「保育における5領域をもとに「音楽」の可能性を考える」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は、三重県総合文化センターを会場に、三重県内にある大学・短期大学・高等専門学校の高等教育機関全14校が有する高度な学びと県民の皆さまをつなぐ一大連携事業として開催している公開セミナーです。毎年7月と8月に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生にご講演いただいています。
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【講演概要(チラシ紹介文より)】
保育においては、子どもたちの心身の発達を促すための指標として、5つの領域「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」が示されています。本セミナーでは、5領域それぞれの視点を参考にしながら、わたしたち自身が音楽を通して喜びや楽しさに共感できるための活動や、音楽のもつ力の可能性について考えます。
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鈴鹿大学校歌セミナーは、こども教育学部助教の大久保友加里さんにご登壇いただきました。
厚生労働省による「保育所保育指針」には、子どもたちの心身の発達を促すための指標として5つの領域が示されています。この5領域それぞれに、音楽を使ってどのように関わることができるか解説いただきました。
講師は、音楽は5領域全てを支える力を持っている。保育の現場に限らず家庭や地域でも応用でき、子どもだけでなく大人の生活や心の健康にも音楽はつながっていると考えられるとお話しされました。
講座の最後には「ことばのリズムdeしりとリレー」と題し、簡単なワークショップを行いました。受講者のみなさんは手をたたきながら、言葉がリズムになる面白さや音楽でコミュニケーションをとる楽しさを体験している様子がうかがえました。
「ブックリスト(関連図書)」のご案内
三重県立図書館に所蔵されている講座関連図書のご案内です。
所蔵状況は講座開催日時点のものです。
- 音楽について子どもの育ちと関連付けながら、広く深く認識することができました。パワーポイントの画面に音源や動画、またワークショップが組み込まれていて、楽しくより理解しやすい工夫がされている点も、わかりやすさにつながりました。
- わらべ歌が日本人の感性に強く影響を与えているのだなと改めて認識しました。
- 音楽のもつ力が多方面での基礎力を高めていくことになることがよくわかりました。

