講座ボランティア企画 郷土を歩こう!【信長と一向一揆 ~長島を歩く~】の事業報告
【チラシ文】織田信長を最も苦しめた戦いのひとつ、「長島一向一揆」。今回の「郷土を歩こう!」はその舞台の地、長島を歩きます。長島一向宗の拠点の一つで、門徒らの精神的支柱だったといわれる長島山願證寺を訪れ、髙木住職の解説とともに戦いの足跡に迫ります。「桑名歴史案内人の会」の皆様の解説で風景を楽しみながら戦国時代の長島に思いを馳せてみませんか?
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今回の講座では、まず、有竹さん、齊藤さんをはじめとする「桑名歴史案内人の会」の皆様のご案内のもと、家康の母・於大の方の菩提寺である光岳寺やかつて長島城の大手門として使われていた蓮生寺の山門をめぐりました。長島山願證寺では、お寺の由緒や長島一向一揆との関わりについて髙木住職に分かりやすく解説いただきました。また、お寺の屋根裏から発見されたという、戦いで実際に使われたと推定される貴重な槍を全員手に取る機会もあり、歴史の臨場感を肌で感じることができました。
その後、長島藩の重職であった久我氏の邸宅を含む長島水辺のやすらぎパーク、洋画家・佐藤昌胤の住居と庭園を整備した又木茶屋で風景などを楽しんだ後、一揆鎮圧後に信長が築いた長島城跡などを見学しました。城跡は現在、小学校と中学校になっており、残っているのは校庭にあるクロマツの木のみだそうです。また、長島はかつて伊勢湾台風に見舞われましたが、その当時の水位がわかる標示や洪水時の避難所として大切なものを高い場所に置いておく水屋が現在も残されており、地理的特性も感じることができました。
参加の方々からも「歩かなければ発見できないことがあるので参加してよかった」「個人で調べてわからないことがよくわかった」などのお声をいただきました。
陽気にも後押しされ、地元の方々のお話や風景に触れながら、現在も続いている長島の歴史の息吹を身近に感じられる一日となりました。
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桑名歴史案内人の会 有竹輝好さん -
桑名歴史案内人の会 齊藤 和彦さん -
長島城の大手門だった蓮生寺の山門
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中部小学校校庭にある「長島の大松」 -
ミラーを軽く超える伊勢湾台風の水位 -
現在も現役で役割を果たす「水屋」
- 願證寺の住職から直接お話を聞けたのがよかった。
- 案内の方が写真や絵を活用して判り易く説明してくれました。
- 天気に恵まれウォーキングしやすかったです。ていねいに説明していただき勉強になりました。
- 長島がこんなに落ち着いた良い所とは知りませんでした。ありがとうございました。
- 実際の地をおとずれて見聞きしたことは忘れないです。参加してよかったです。