学校向け文化体験プログラム
和文化体験学習『平安時代 十二単&束帯の歴史と着装体験』

鈴鹿市教育支援センター さつき教室・けやき教室のみなさんに「和文化体験学習『十二単&束帯の歴史と着装体験』」のプログラムをお届けしました。
最初に先生をモデルにして、十二単の着付けを見学しました。衣を一枚一枚重ねていく講師の技術に、見学していた子どもたちも驚きの様子でした。
着付けの途中には、十二単や平安時代の生活に関する解説があり、子どもたちは真剣に聞き入っていました。
実は「十二単」という名称が俗称であることや、必ずしも十二枚の衣を着ているわけではないこと、現代と平安時代の十二単に違いがあることなど、子どもたちの好奇心を引く話題が紹介され、さらに束帯についても、冠が紐で留められずに落ちない理由や、袖がとても長いことなどを実際に見て学ぶことができました。
着装の見学の後は、いよいよ子どもたちの着装体験が始まります。「重い」「思ったより暖かい」など、感想を口にしていました。また、待っている間には実際に匂い袋の匂いをかいだり、講師に疑問に思ったことを質問したりと、楽しく体験をしました。
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着装スタート。モデルの先生に一枚一枚着つけていきます。 -
講師の皆さんが細部まで丁寧に整えていきます。 -
束帯の普段は見られない部分を特別に解説していただきます。
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着装終了。 -
十二単を脱ぐところも見学します。 -
準備ができたら子どもたちの着装体験がスタートです。
プログラムの内容
- 十二単・束帯についてのお話
- モデルの先生に着装、解説
- 十二単の着装体験
- 平安文化にまつわるクイズ
- 今日は十二単を着れてよかったです。ありがとうございました!!とても楽しかったし、うれしかったです。本当にありがとうございました!
- 十二単以外のこともちょっと知れてよかったです。着てみたらすごく重かったけど、すごくきれいだなと思いました。十二単はつくるのに5年以上はかかるのに、染料も作るのが大変ということを知って、本当に貴族しか着れないんだなと思いました。
- 束帯を着てみて、とても軽かったし歩きやすかった。色々知ることができたので良かった。また着ることがないと思うので良かった。
- 本物を間近にして触れる経験は、子どもたちにとって忘れられないものになりました。(先生)