令和6年度人材育成講座(鈴鹿市)
「伝わるデザイン、伝わらないデザイン -見やすいデザイン考察ワークショップ-」
令和6年度鈴鹿市人材育成講座では、実際のポスターを利用したワークショップの講座を開催しました。

「伝える」と「伝わる」
一見同じように思えますが、大きな違いがあります。
ただ単に「伝える」(発信する)だけでは不十分であり、受け取る側が興味を持って初めて「伝わる」状態になります。
情報を発信する際には「誰に」「何を」伝えるかを意識することで、より効果的に伝わるとお話されました。
その後のワークショップでは、実際にたくさんのポスターを見比べながら「伝わる」「伝わらない」を体験しました。
「見た目がわかりやすくてインパクトがある」「講師の写真があるので安心感がある」「文字が多くてどこをみればいいかわからない。単調」「告知なのに最終的に何をしたらいいかわからない」など、good、Badともにたくさんの意見が飛び出し、「伝わる」ためには何が必要かを考えました。
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会場に掲示されたポスターから、Goodと感じたもの、Badと感じたものを選んで投票。
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GoodとBad、両方にポイントが入ったポスターもあり、受け取り方は人それぞれであることがわかります。
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どうしてそのように感じたかの理由を発表し、意見を共有しました。
- 参加型だったので、伝わる・伝わらないということが体感としてわかりました。講師の参加者の方の意見へのフォローもわかりやすかったです。テーマに対する理解は深まりました。
- 色々な意見が聞けておもしろかったです。見方はそれぞれで難しいです。
- 伝えたいデザインや情報を考える際の具体的な方法を学ぶことができた。講師のフィードバックが良かった。
- 受け手側に伝えるためのエッセンスがわかりました。「誰に」をしぼりこむことの大切さをあらためて考えさせられました。
- 人の感性により伝わり方が大きく異なることがわかりました。一目で引き付けるポスターの難しさを改めて自覚しました。