学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「狂言体験」

明和町立大淀小学校5,6年生のみなさんに「狂言体験」のプログラムをお届けしました。
はじめに、講師から狂言の歴史や舞台道具について説明がありました。次に狂言の面や扇を鑑賞します。子どもたちは面が300年間も受け継がれてきたものであることに驚き、扇子の柄の華やかさやかっこよさに目をキラキラさせていました。
その後、いよいよ『柿山伏』を鑑賞します。授業では伝わりづらい、山伏の動物の物まねや柿主が山伏をからかう光景などが目の前に広がり、笑い声が聞こえてきました。
後半は狂言の笑いや小舞の体験をします。講師と先生と子どもたちが一緒になって「はーっはっはっはっはっはっはっはっは」と大きな声で笑いを表現しました。最後は扇子を持って講師と一緒に小舞「盃」を舞いました。


☆プログラム内容
- 狂言のお話
- 面・扇子の鑑賞
- 『柿山伏』
- 小舞『盃』の体験
- 「笑い」「泣き」の体験
- 前日にテレビで見た「柿山伏」とは、迫力が全然違いました。柿山伏の世界に入り込めました。声を生で聞いてみると、ものすごく大きな声でビックリしました。(93才であの大きな声をだせるのにもビックリしたし、すごいなと思いました。)身振り手振りも一つ一つ細かかったけど、きれいでものすごい量の練習をしたんだなと思いました。自分もいざやって見ると、お腹の下から声を出すのは難しかったです。扇子を使って「盃」を舞うのは練習が無いとできないなと思いました。
- 柿山伏を見て、面白かったことは山伏が色々なモノマネをしていたところです。狂言のすごかったところは、扇を使いこなしていろいろなものに見せかけて演技をしていたところです。
- 子どもたちは、柿主や山伏の言葉のかけ合いにどんどん引き込まれていき、狂言の世界を楽しむことができていた。動画だけでは伝わらない、言葉の迫力や心情などを声の大きさや演者の表情から感じることができた。(先生)