令和6年度人・まち・セミナー「あなたならどうする?-防災ゲーム「クロスロード」で体験する災害対応-」の事業報告
今年度の人・まち・セミナーのテーマは「防災」。
「あなたならどうする?-防災ゲーム『クロスロード』で体験する災害対応-」と題して、ワークショップ形式の講座を開催しました。
防災ゲーム「クロスロード」では、災害時によくあるジレンマ(困難な選択)について、カードに書かれた問いに対して「Yes」か「No」を考えます。災害対応には必ずしも「正解」があるわけではありません。参加者同士で「なぜそのように考えたのか」を話し合い、多様な視点や価値観を共有することがゲームの目的です。
たとえば、「避難所にペット(犬)を連れていくか」「自分が受験生としたら避難所の手伝いをするか、受験勉強に専念するか」「高齢者や子どもを連れて真夜中に避難するか」などの問いについて、各グループで話し合いを行いました。同じ内容でもグループごとに多数派が違ったり、同じ「Yes」でもその理由は異なったりと、多様な考えや価値観が浮かび上がりました。
また、講師から防災や減災に関してもお話しいただきました。
講座の最後には、「防災に特効薬はなく、日常の努力の継続があなたの命を守る。最終的に人を守る責任は行政ではなく個人にある」とのメッセージが伝えられ、本日の講座は終了しました。
「ブックリスト(関連図書)」のご案内
三重県立図書館に所蔵されている講座関連図書のご案内です。
所蔵状況は講座開催日時点のものです。
- 三重県の中でも様々な地域に住む方と話ができて良かったです。もし避難所に行った時も人の意見を尊重しながらみんなで協力したいと思います。
- ゲームを通していろいろな意見を聴くことができました。いろいろな意見を聴くことでもう一度自分の意見を見直す機会になりました。今後の対策にいかしていきたいと思います。
- 早めの避難が大切と学びました。