11月名作映画会「長屋紳士録」の事業報告
三重県視聴覚ライブラリーが所蔵する映像教材の中から、テレビや映画館で上映の機会が少なくなった往年の名作を上映する「名作映画会」を、上映ボランティアのみなさまと共に開催しました。
「長屋紳士録」(1947年/日本/モノクロ/72分)
数年前夫を失い続いて一子をも失ったおたねは、たった一人で昔通りの荒物屋を開いている。ある日彼女の家の裏に住む占見登竜堂先生は 一見戦災孤児のような少年幸平を拾ってきた。押しつけられたおたねは内心甚だ迷惑に思ったが、仕方なく一夜だけ泊めてやる。
小津安二郎監督の名作を上映しました。時々笑いもあり、72分間鑑賞いただきました。
- 初めての参加で昔をなつかしく楽しんで時を過ごせました、ありがとう。
- 戦後の「上野の孤児」を通じて、見事な人情劇です。郷土(三重)が生んだ小津安二郎をほこりに思います。
- 昭和22年戦後はあんな風な風景だったんだろうな、親のいない子がたくさんいた。やはり小津作品はいいなあ、また小津作品を見たい。