みえアカデミックセミナー2023 鈴鹿大学短期大学部公開セミナー「食品保存術 -家庭でできる食品ロス削減-」の事業報告

開催日
2023年8月26日(土曜日)
開催時間
13時30分から15時00分まで
開催場所
三重県文化会館1階 レセプションルーム
講師
鈴鹿大学短期大学部 生活コミュニケーション学科 食物栄養学専攻 教授 櫻井 秀樹さん
参加人数
75名
受講料
無料

「みえアカデミックセミナー」は、三重県総合文化センターを会場に、三重県にあるすべての大学・短期大学・高等専門学校の高等専門機関全15校が有する高度な学びと県民の皆さまをつなぐ一大連携事業として開催されている公開セミナーです。
毎年7月と8月に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生にご専門の研究内容を分かりやすくご講演いただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」(1996年スタート)を経て、「みえアカデミックセミナー」としては、今年ついに20年目を迎えました。
これからも三重県内の皆さまに、たくさんの「まなびの種」をお届けしてまいります。


令和5年度の鈴鹿大学短期大学部 公開セミナーは、生活コミュニケーション学科 食物栄養学専攻 教授 櫻井 秀樹さんを講師にお迎えしました。

  

講師写真
鈴鹿大学短期大学部 生活コミュニケーション学科  教授  櫻井 秀樹さん

**************************【講演概要(チラシ紹介文より)】
購入した食品を使い切ることができずに腐らせてしまったことはありませんか? 食品がなぜ腐ったり、変質したりするのかを知り、正しい保存方法が分かると、食品をムダ無くおいしく食べきることができます。食品ロスの現状についてもお伝えし、私たちが家庭でできる食品ロス削減を一緒に考えましょう。

講師メッセージ(講師一覧紹介文より)
これからの世のなかは、単身世帯数がますます増えるといわれています。スーパーでは一人用にカットされたり、小分けにした食材、食品が買えるようになってきましたが、それでもつい、腐らせてしまったり期限表示までに使い切れなかったりして、食品を無駄にしてしまうことはありませんか?経済的で健康的な食生活のため、今回のテーマ「食品保存術」は今年度からゼミの学生と取り組んでいる新テーマです。参加者の皆様からもよい情報をいただければ幸いです。

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講演の様子

はじめに、日本の食品廃棄物のうち、約4分の1が食品ロス(食べられるのに廃棄されているもの)であることに触れ、家庭における食品ロスを減らす方法についてお話しいただきました。
食品の劣化を遅らせて、できるだけ良い状態で食べるためには、それぞれの食品の特徴を知り、対処することが必要です。これは長期保存の為だけでなく、食中毒対策としても非常に重要です。

温度、水分、空気の適切な管理を行い、食品を使い切り、健康的で経済的に豊かな食生活を送って欲しいと語られました。

参加者の声

  • 日頃から身近な存在である食品の保存術について理論的に講義をお聞きすることが出来て大変良かったです。今まで通りの方法で良いものと改善する必要のあるものが理解できました。
  • 各々の食品に合った保存の仕方が良くわかりました。上手に保存しておいしくいただいて、食品ロスにならないように気をつけたい。
  • 限りある資源を大切にすることは重要です。身近で毎日消費する食品においては誰もが取り組み易い課題だと思います。早速本日の講座で学んだことを実践して行きたいです。