みえアカデミックセミナー2023 ユマニテク短期大学公開セミナー「叱ったり怒ったりせずに質問でかかわると子どもはどうなる?」の事業報告
「みえアカデミックセミナー」は、三重県総合文化センターを会場に、三重県にあるすべての大学・短期大学・高等専門学校の高等専門機関全15校が有する高度な学びと県民の皆さまをつなぐ一大連携事業として開催されている公開セミナーです。
毎年7月と8月に各校1日程ずつ、選りすぐりの先生にご専門の研究内容を分かりやすくご講演いただいています。
前身となる「みえ6大学公開講座」(1996年スタート)を経て、「みえアカデミックセミナー」としては、今年ついに20年目を迎えました。
これからも三重県内の皆さまに、たくさんの「まなびの種」をお届けしてまいります。
令和5年度のユマニテク短期大学 公開セミナーは、学長 鈴木 建生さんを講師にお迎えしました。

**************************【講演概要(チラシ紹介文より)】
子どものやる気や前向きな姿勢を引き出すには、こちらの質問にかかっています。叱ったり、怒ったりしてしつけようとすると、叱られなければ、行動を修正できない人になり、前向きな意欲をなくしていきます。前向きな質問は子どものやる気を引き出し、主体的な人に育てます。質問で関わる大人になるための基礎講座です。
【講師からのメッセージ(講師一覧紹介文より)】
本学ではコミュニケーション能力を持った保育士の養成を目標にしています。近年、幼児に対する虐待事件が報道されることが多く、親や保育士の子どもへの関わり方、ことばがけに問題があることが指摘されています。こどもの愛着形成のためには周囲の者が安全基地(セキュア・ベース)になる必要があります。安全基地の条件は受容性、応答性、共感性にあると言われています。子どもの心を安定させ、やる気や前向きな姿勢を引き出すには、私たち大人の「適切なことばがけ」が不可欠です。叱ったり、怒ったりしてしつけようとすると、叱られなければ、行動を修正できない人になり、意欲をなくしていきます(学習性無力感)。前向きなことばがけは子どものやる気を引き出し、主体的な人に育てます。子どもへのことばがけの基礎を学びます。
本学ではコミュニケーション能力を持った保育士の養成を目標にしています。近年、幼児に対する虐待事件が報道されることが多く、親や保育士の子どもへの関わり方、ことばがけに問題があることが指摘されています。こどもの愛着形成のためには周囲の者が安全基地(セキュア・ベース)になる必要があります。安全基地の条件は受容性、応答性、共感性にあると言われています。子どもの心を安定させ、やる気や前向きな姿勢を引き出すには、私たち大人の「適切なことばがけ」が不可欠です。叱ったり、怒ったりしてしつけようとすると、叱られなければ、行動を修正できない人になり、意欲をなくしていきます(学習性無力感)。前向きなことばがけは子どものやる気を引き出し、主体的な人に育てます。子どもへのことばがけの基礎を学びます。
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子どものやる気を引き出す効果的な関わり方について、お話しいただきました。
アドバイスや叱咤激励は、受ける側にとって大きなストレスになることがあります。効果的なことばがけの基本として、まずは子どもの気持ちを受け止め、子ども自身に自分の気持ちに気づかせること、そして課題解決に向けた質問をする「傾聴→承認→質問」の流れを説明していただきました。
隣の席の人と対話のペアワークも行い、相手の心に土足で踏み込まないことの大切さや、質問をすることによって相手の思考を引き出す可能性を実感する機会となりました。


- 豊かな教員経験の上のお話、大変勉強になりました。ありがとうございました。
- 子供、孫に対して実践してみようと思います。
- 子育て中にお聞きしたかったです。大変おもしろかったです。
- 実際アウトプットすることで学びが深まったように思います。