志摩市・三重県生涯学習センター共催講座(令和5年度志摩市人材育成講座)
やってみよう よみきかせ 第2回「ステップアップをしよう!」の事業報告

開催日
令和5年10月15日(日曜日)
開催時間
13時30分から15時00分まで
開催場所
志摩市立図書館
講師
木村由美子さん(JPIC読書アドバイザー)
受講者数
17名
受講料
無料

令和5年度志摩市人材育成講座・第2回では、前回に続き、JPIC読書アドバイザーである木村由美子さんにお話しいただきました。テーマは「ステップアップをしよう!」。
第1回目の内容も振り返りつつ、選書方法や絵本(読み聞かせ)がこどもに与える影響についてなどを説明していただきました。

講座の様子

講師の木村さんは、たくさんの方から選書方法について相談されるそうです。
世の中の多くの絵本・本からこどもたちにぴったりの絵本や本を探し出すためには、友人や図書館、インターネットなどから本の情報を集めること、昔の名作といわれる絵本だけでなく今の時代の作家が今の時代のこどもたちに向けて描いた絵本も読んでみるなど、読み手自身がいろいろな本にふれることの重要性を説明されました。

また、こどもたちの年齢によっても、ふさわしい本は違ってきます。
0歳、1歳ごろならば、言葉をつかったコミュニケーションとしての絵本や愛着を形成する絵本を、
3歳ごろならば、ストーリーがあったり、親や友だちなど身近な人が登場するような絵本を、
5歳ごろならば、人の気持ちやルールなどの視点から人との関わりを描いた絵本を選ぶなど、
こどもたちの生活の広がりや発達段階に合わせた本の選び方を具体的に教えていただきました。

読み聞かせの原点は、まだ文字の読めないこどもに絵を見せながらその内容を伝えること。
その本はどんな本なのか、その本には何が書いてあるかを、こどもたちが感じ・考えることができるように読んであげることが「伝わる読み方」であるとお話しされました。
どのように読めばこどもたちに伝わるかを考えながら、「自分らしい読み聞かせ」をおこなってほしいと、受講者にエールを送り、本日の講座は終了しました。

書画カメラ(OHC)を使用
他にも、絵本からは言葉の使い方を知ることができるとお話しいただきました。
講師の木村さん
第1回目の講座で募集した質問にもおこたえいただきました。

参加者の声

  • 読む相手に合わせどんな本をどのように読めばいいか、今後もいろいろ情報をつかみ、子どもたちにいろいろな本と出合う機会を作っていきたいなと思いました。ありがとうございました。
  • 前回に引き続き、大事なポイントを学べてよかったです。年齢によっての選ぶ本の違いも具体的に教えて頂きありがたいです。間(ま)のお話は前回に教えて頂いてから読みきかせで気をつけて取り組んでみました。やはり全体から感じる空気感が違ったし、読み終わり「おもしろかった~」というつぶやきが聞こえてきてとても嬉しかったです。今後も先生からのお話を実践していき、自分の読み聞かせスタイルを作っていきたいです。ありがとうございました!