第17回みえ生涯学習ネットワーク共催講座
知られざる小津安二郎の事業報告
みえ生涯学習ネットワーク共催講座部会が企画・運営する共催講座。
第17回は、ネットワーク会員「彼岸花映画祭実行委員会」藤田明さん、吉村英夫さんを講師にお迎えして「知られざる小津安二郎」を開催しました。
映画監督小津安二郎の生誕120年・没後60年という記念の年。今なお世界中の多くの映画監督や映画ファンから敬愛される小津監督。小津研究で著名や映画評論家、藤田明さん、吉村英夫さんの両氏が、その世にあまり知られていない魅力をいくつかの映画のシーンを題材にして分かりやすく解説しました。
講師:藤田明さん
小津監督は東京生まれ、9歳で松阪に移り住み、三重には1923年に上京するまで暮らし、旧制中学を卒業後、現在の松阪市の山間部にある小学校で代用教員を勤めていた時期もあったことなどご説明いただきました。
また、昭和8年に撮影後の2週間、10月下旬には、毒ガスの訓練を受けていることもあり、日中戦争では特殊部隊に配属されたことなど、時代背景とともにお話いただきました。
秘蔵映像も見せていただきました。モノクロであっても、大きなスクリーンは迫力があり、参加者のみなさん見入っておられました。
講師:吉村英夫さん
『晩春』の作品の説明では、スクリーンで映像のワンシーンを取り上げ、作品の描かれている親子の関係性などご説明いただきました。
また、近年の小津監督作品の著名人による映画評論等のお話を交えて、分かりやすくご説明いただきました。
<みえ生涯学習ネットワーク活動>
今回の共催講座は、みえ生涯学習ネットワーク会員の手による運営で開催されました。ネットワークで繋がり学びの輪を広げられるよう、これからも生涯学習活動をしっかりと行っていきます。
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彼岸花映画祭実行委員会の皆さんに当日の運営もサポートしていただき実施しました。 -
当講座は、司会・進行、運営もみえ生涯学習ネットワークの登録団体によって行われました。
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ネットワーク運営委員長よりご挨拶いただきました。
~みえ生涯学習ネットワークでは会員を募集しています!~
詳しくはこちらをご覧ください。
<みえ生涯学習ネットワークとは>
県民一人ひとり、ボランティア、NPO、地域の諸団体、学校、企業、行政機関等が、それぞれの特性を活かした新たな繋がりを築き、主体的にその役割を果たすとともに、互いに学びあい成長しあえる環境を整備することにより、三重県における生涯学習の一層の振興を図ることを目的としています。
- 詳しく知ることができ、参加して良かった、家族の在り方など考えさせられた。
- 貴重なお話をありがとうございました、詳しく丁寧にお話いただき、『晩春』のシーンも大変感動しました。
- 吉村先生の小津作品の分析は面白かった。
- 映像を交えた深い話、三重にまつわる話が良かった、さらに深く学びたいと思った。
- 小津作品の奥深さが今回の講演会でよくわかりました。
- 大変いい企画でした、今後も時々やってください。