学校向け文化体験プログラム
「三葉虫を調べよう」

鈴鹿市立石薬師小学校5年生の皆さんに『三葉虫を調べよう』のプログラムをお届けしました。
講師先生がどの児童にも親しく接し、問題に対する予想をすべて受け止め、拍手や「〇〇博士」と即興で愛称を与えるなど、途中、休憩時間を挟む必要がないくらい、楽しく明るくテンポのよいプログラムとなりました。何より講師先生が、三葉虫のスケッチをもとに問題(例:天敵から身を守る手段等)の答えを「推理」させるこだわりを通して、普段から疑問を持ち、今回は「化石」という根拠をもとに問題を解いていく「問題解決能力」を身に着けるきっかけ作りとなったのではないでしょうか。

もともと元気な学級ということもあり、三葉虫の成長のための「脱皮ダンス」は、どの子も楽しく踊っていました。お気に入りの児童は、授業終了後も楽しく踊る姿が見られました。
授業後、講師先生のまわりにたくさんの児童が集まり、質問したり、化石標本や脱皮可能なぬいぐるみに興味を示したりするなど、太古の生物への興味・関心の強さを感じられる様子が見られました。
化石標本に直接触れる貴重な機会となった今回のプログラム終了後、全員にいただいたご褒美の「三葉虫博士初級課程修了証」をいつまでも手に取ってうれしそうに読み返す児童の姿も見られました。
(文化体験コーディネーター 福島孝直)


☆プログラムの内容
- 化石のスケッチと観察
- グループワーク・三葉虫の生態について推理
- 様々な三葉虫の化石で答え合わせ
- 脱皮ダンス
- 振り返り・修了証授与
- 三葉虫が天てきから体を丸めて守っていたり、土や砂の中にかくれながら目をのばすなんてびっくりしました。
- 数億年前の虫の化石がたくさん残っていてびっくりした。実さいに自分で動いて(身を守ったりだっぴダンスを)やってみたときが楽しかった。
- 楽しく、子どもたちの声をひろいながら教えてくださった。考える時間、きく時間、活動の時間のバランスが良く子どもたちも集中していた。(先生)