ジョイントセミナー【赤塚植物園】
「花と緑で彩るくらし」事業報告
今回のジョイントセミナーは株式会社赤塚植物園から、パビリオン事業部店長の坂下 徹さんを講師にお招きしました。
赤塚植物園は津市高野尾町に本社を置く、創業62年の総合園芸企業。創業当時から様々な植物の生産・販売を行い、園芸産業の発展に貢献してきました。近年では新品種の開発にも積極的で、寒暖差に強く大きな花を咲かせる「タイタンビカス」や、日本の夏の暑さにも耐えられるシャクナゲ「スーパーローディー」など様々な新品種を世に送り出してきました。また、「鈴鹿の森庭園」や「レッドヒルヒーサーの森」など観光事業にも力を入れています。
今回坂下さんには、観葉植物の持つ効果や、選び方・育て方についてお話しいただきました。
植物には見る人を癒しストレスを低減させるだけでなく、室内の加湿や騒音吸収、さらにはシックハウス症候群を引き起こす有害物質(VOC)を吸収する効果などがあります。これらの様々な効果が、人々の生活の中で植物が必要な理由であると述べていました。
植物の選び方は大きく分けて2つの方法があります。「どこに置きたいか」と「何を置きたいか」です。その場所の、あるいはその植物にとって最適な明るさや温度、広さ(大きさ)を調べてみたり、お店の人に聞いてみたりして、その植物にとってベストな環境を整えるのが大事とおっしゃっていました。また、初心者にも育てやすい植物もご紹介いただきました。
最後は植物の育て方について。植物が枯れてしまう原因の約8割が水やりの失敗。(季節や植物の種類にもよりますが)鉢の中心が乾いた時に鉢全体に回しかけるようにするのがコツです。乾いた土は水を弾くので、何回かに分けてじわじわしみこませましょう。小さい鉢なら、水を溜めたバケツに鉢を沈める方法もおすすめとのことです。また、水以外にも適度な光や風、温度も必要です。これらを調節する目安として、「人が心地よい環境は、植物にも心地よい」ことを参加者にお伝えになっていました。
当日、会場ホワイエに観葉植物の展示をしていただきました。また、講座の終わりには、赤塚植物園から提供いただいた「タイタンビカス」の苗を抽選でプレゼントしました。
どちらもとても好評でした。
- 植物の育て方のよい勉強になりました。赤塚植物園さんに親しみがわきました。
- 植物が人間のストレス緩和に役立つということに興味を持ちました。観葉植物は育てにくいと思ってましたが、チャレンジしてみようと思いました。
- 外に展示してある観葉植物がとても生き生きつやつやしていてすてきでした。さすが赤塚植物園って感じです。枯らさないように大事に育てたいです。