みえミュージアムセミナー移動講座「川瀬巴水 KAWASE HASUI 作品とその生涯」(木曽岬町会場)の事業報告

開催日
2023年2月25日(土曜日)
開催場所
木曽岬町民ホール(桑名郡木曽岬町大字西対海地251番地 木曽岬町役場内)
開催時間
13時30分から15時00分まで
参加人数
21人
参加費
無料
講師
講師のパラミタミュージアム学芸員・衣斐唯子さん

みえミュージアムセミナー移動講座は、木曽岬町教育委員会・木曽岬町文化協会と共催し、2023年2月3日から3月28日までパラミタミュージアムで開催中の「川瀬巴水 旅と旅愁の風景」企画展を担当されたパラミタミュージアムの衣斐唯子さんを講師にお迎えして「川瀬巴水 KAWASE HASUI 作品とその生涯」と題して木曽岬町民ホールで開催しました。

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【チラシ文】
大正から昭和にかけて活躍した木版画家・川瀬巴水(1883から1957)。日本各地を旅し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を描き続けた巴水は「旅情詩人」とも呼ばれ、今なお多くの人に愛されています。今回は代表的な作品とともに、川瀬巴水の画家としての生涯をご紹介します

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会場
会場の様子

講師の衣斐さんは「川瀬巴水」(かわせ はすい)について、年譜を示しながら、巴水の生い立ちから、画家を志した経緯や、日本画だけでなく洋画も学んでいたこと、師匠の鏑木清方から「巴水」という号を与えられたエピソード、そして巴水に大きな影響を与えた版元の渡邊庄三郎との出会い、渡邊庄三郎が推進していた「新版画」についてなど解説されました。続いて、作品をスクリーンに映し出しながら、それぞれの作品の特徴や技法について説明されました。
巴水の作品を、アップル・コンピュータのスティーブ・ジョブズ氏が25点も所蔵していたそうです。
日本だけでなく世界でも愛されている「川瀬巴水」について、今回の講演では、巴水という人物、作品、どのように絵を描き、どういう生涯を歩んできたのかをみなさんにご紹介しました。と締めくくられました。
最後に、展示にはないのですが、風景画を専門としていた巴水が描いた珍しい美人画を紹介されました。

おまけ
巴水が描いた美人画も紹介されました。
展示
木曽岬ステーションでパネル展示を行いました。

参加者の声

  • パラミタミュージアム→前回の浮世絵講座終了後に直接観に行きました。居ながらにして予備(事前の説明を受けること)とても有難いです。
  • 講演のテーマとしては、最後の学芸員さんの私見から展開される内容の部分からがおもしろいのではないかと思いました。