ジョイントセミナー【おやつカンパニー】『おやつカンパニーの歴史と製品のこだわり』事業報告
今回のジョイントセミナーは株式会社おやつカンパニーから、研究開発部 部長の河村 朗子さんを講師にお招きしました。
前半は1948年の創業から現在に至るまで、おやつカンパニーがどのような沿革を辿ってきたかを紹介していただきました。
ベビースターラーメンが誕生したきっかけは、即席麵を製造する過程で生じた麺の欠片に味をつけたことから。これが社内で好評を得て、1959年商品化されました。その後パッケージの刷新やキャラクターの変更、バリエーションの追加などを経て、今日では幅広い世代に愛されるおやつとなっていきました。現在でも主力のベビースターラーメンを軸に、様々な味・素材・コンセプトの商品が生み出されています。
後半はおやつカンパニーの製品のこだわりをお話ししていただきました。
まずはベビースターラーメンの製造工程を動画でご紹介。普段食べているお菓子がどうやって作られているのか、貴重な映像に受講者の皆様も食い入るようにご覧になっていました。
おやつカンパニーの製品最大のこだわりは「味」。「飽きがこない味」を目指して常に研究と改良が重ねられています。お馴染みのチキン味のベビースターも、実は時代に合わせて少しずつ味を変化させているそうです。
そして、おやつカンパニーが目指す今後の方向性として、「健康への取り組み」を掲げられていました。
健康志向の高まる時代の流れに合わせて、おやつで足りない栄養を補給する、そんな商品を目指して研究開発が進められています。講座内では健康を意識した商品の事例もいくつか紹介されました。農林水産省が発表した食品バランスガイドのイラストにもコマを回す紐として菓子・嗜好飲料が「楽しく適度に」のメッセージと共に記載され、食生活に必要な物であると位置づけられています。おやつを適度に摂取することで、楽しく健康的な栄養バランスを取る、これがおやつの役割であり、「おやつのチカラ」であると解説されていました。
最後に、おやつカンパニーは時代の変化に対応した商品の開発をしつつも、原点であるベビースターラーメンの大切さを忘れずに、これからも「たっぷり、たのしい」商品をお届けし続けられるよう努力を続ける、といった言葉で締め、講座は終了しました。
おやつカンパニーのお菓子にかけるこだわりと情熱を、様々な知識や裏話を交えつつ余すところなく紹介していただき、とても充実した講座となりました。
また、会場では商品などの展示も催しました。机いっぱいに並べられたお菓子に、受講者だけでなく多くの通りがかった来館者も足を止めてご覧になっていました。
- 今までにないテーマで興味深く拝聴させていただきました。側にあるメーカーですが知らない事が多くより身近に思えるようになりました！
- 時代にあわせた微妙な変化を加えていることなど製作者側の視点からの気遣いや工夫を知ることができた。勉強になった。
- 地元で頑張っている企業の取組がよく分かり満足です。
