人・まち・セミナー「ともに考え、ともにつくるまち ~デジタルを活用したまちづくり~」の事業報告

開催日
2022年11月5日(土曜日)
開催時間
13時30分から15時30分まで
開催場所
三重県文化会館1階 レセプションルーム、オンライン配信
講師
関 治之さん(一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)
参加人数
40名(会場28名、オンライン12名)
受講料
無料

令和4年度の人・まち・セミナーでは、一般社団法人コード・フォー・ジャパンの関治之さんに、デジタルの活用とまちづくりについて、国内外の事例を交えてお話しいただきました。

講座の様子

地域課題や社会課題が多様化する今の時代では、行政のみに課題解決を任せておくのではなく、住民や企業、NPOなどが課題を一緒に解決していくことが重要になってきています。多様な人々がまちづくりに参加できる環境を整えるため、デジタルが活用されています。

また、スマートシティの領域では「効率的で便利な社会」は本当にしあわせか?と改めて問い直されています。
幸福度に関する研究では、「幸福感」「信頼感」「向社会行動(他者へのサポートや主体的な発案、社会への貢献)」は循環しており、他者のために働くことがなくなると幸福度の総量が減少するともいわれています。便利なだけの社会より住民が助け合う社会の方が幸せである可能性についてお話しされました。

住民が心ゆたかにくらすためには、地域住民みんなで目標を考え、住民が「わたし」という主体としてまちづくりに関わっていくことが大切であると説明されました。

講座はこちらから視聴できます(YouTube)

参加者の声

  • まちづくりや住民福祉には、もっとITが活用できるはずだと思っていたので、本日の講演は、とても刺激的で楽しかったです。ありがとうございました。
  • デジタル活用について、おおざっぱな理解だけでしたが、具体的な事例などたくさんお話しいただき、わかりやすかったです。ぜひ、地域づくりで必要。多様な人が地域づくりに参画できるようにするためのデジタル、賛同します。
  • デジタル化による”スマートシティ≠幸福”にならないようにするための方法の模索が大切な事がなんとなく解った。