学校向け文化体験プログラム
伝統文化を体感「狂言体験」
明和町立上御糸小学校6年生の皆さんへ「狂言体験」をお届けしました。
講師の「挨拶は大切」という話を聞き、すぐ応えるように子どもたちの元気な挨拶からはじまりました。
つぎに狂言の歴史や舞台の説明にも熱心に聞き入ります。講師の着替えの時間には、子どもたちが講師の家に代々伝わる貴重な面(おもて)や扇子を直接手に取り、面には顔を近づけ、扇子は開いて両面を興味深く観察していました。そして教科書でも学んでいる狂言「柿山伏」を真剣に鑑賞します。
後半は小舞「盃」の体験です。振り付けでは指の指し方や足の運び方などに懸命に取り組み、最後の質疑応答にも活気がありました。
91歳の講師が、今でも東京からお師匠さまをお迎えして稽古をつけてもらい、さらには年に何本かの舞台に立たれているとのお話に子どもたちは驚き、感心する様子が印象的でした。終了後にも子どもたちが講師を取り囲み、『興味があれば、お稽古をつけてあげるよ』と講師からお誘いをうける和やかな様子もみられました。
☆プログラム内容
- 能・狂言のお話
- 面・扇子の体験
- 『柿山伏』の鑑賞
- 小舞『盃』の体験
- 質疑応答
- 国語の授業で見た時よりも100倍、200倍迫力があって面白かったです。
- 昔の面や扇子がきれいに残っていることが、すごいと思います。
- この年齢で本物に触れたことはこれからの人生にとってプラスになったにちがいないし、子どもたちも忘れられない一日になったと話していた。(先生)