学校向け文化体験プログラム
ことばを楽しむ!「楽しい俳句」

津市立養正小学校5年生のみなさんに、「楽しい俳句」のプログラムをお届けしました。
俳句の歴史やリズム、季語について話を聞いた後、子どもたちは、講師の持参した季語の野花や果物、木の実に興味津々な様子。どんぐりゴマを回したり、オナモミ、くっつき虫の投げ合いをしたり、カラスウリの中身を割ってハートの形をした種を見たり。教室の中で秋から冬にかけての季節を五感を使って存分に楽しみました。
その中で見たこと、匂いをかいだこと、触ったこと、笑ったこと、感じたこと、想像したことをすかさずメモを取ります。五七五の形式に合うように言葉を選び、推敲して、短冊に清書します。
句ができたら、句会を行います。
誰の句か名前を伏せて張り出された短冊から、自分が好きな句に手を挙げて投票します。
どの句も褒められて、学びの楽しさが感じられる心地よい時間でした。

☆プログラム内容
- 俳句の歴史、季語について解説
- 季語で遊ぶ
- 俳句を作る
- 推敲
- 句会
- いろいろな花や食べ物を見させてくれたり、においをかがせてくれたりして、とても楽しかったです。ぼくが6句もつくれるなんてびっくりして、俳句が好きになりました。
- わたしは俳句を作るのが苦手だったんですが、自分が経験したことや見たものをそのまま書くんだったらできるかもと思いました。俳句はこんなに身近なものからできるのだと知りました。
- 私は句会が一番楽しかったです。だれが一番になるのかドキドキしてわくわくしました。
- ひとりひとりの子どもに優しくおもしろくヒントを与えてくださり、考えるのが難しい子も進んで参加できていました。また、それぞれの作った俳句をほめてくださったのも良かったです。(先生)